「いたみ専門医・専門医療者制度」認定試験を実施いたします。認定試験の概要については以下の通りです。

<いたみ専門医・専門医療者認定試験>

第5回 いたみ専門医・専門医療者 認定試験
日時:2024年3月3日(日)14:00~15:00(受付13:30~)
試験会場:①日本いたみ財団 東京事務所
      (東京都千代田区九段南1-1-5 5階 会議室)
     ②JR博多シティ 9階会議室
     (福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ)
受験申込:2024年1月25日~2月9日

■ 試験時間:1時間程度
■試験形式:
試験の形式はマークシートにより5肢択一式または多肢選択式で出題します。50問程度を予定しています。試験問題は以下の参考書をもとに作成します。項目の最後に例題を示します。
<参考書>
①疼痛医学(医学書院)、
②痛みの集学的治療コアカリキュラム(真興交易)、
③慢性疼痛診療ガイドライン2021年度版(真興交易)

■ 対 象 者:医療機関・教育機関で勤務する国家資格を有する医療者
(ここでの医療機関とは、病院、診療所、介護老人保健施設、調剤を実施する薬局、訪問看護ステーション事業所、通所リハビリテーション事業所を指します。また、教育機関とは、大学(大学院を含む)、短期大学、専門学校、専修学校を指します。医療者とは、医師、歯科医師、看護師、保健師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、公認心理師、臨床検査技師,歯科衛生士,管理栄養士を指します。なお,対象者の要件に該当するかご不明な場合にはお問い合わせください.)

■ 受験資格:以下の①、②を満たすこと。
①痛みに関連する学会(日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインリハビリテーション学会)等の会員または日本いたみ財団会員
②所属する学会の推奨する認定資格を有するもの、または学会が推奨する認定資格を受けていない財団会員で財団が定める受験資格を有するもの(下記参照)

■ 対象人数:50名程度(各会場先着順)

■ 受 験 料:10,000円(税込)
※試験合格後、認定申請には別途10,000円必要です。

■ 応募方法:該当する下記申請書をダウンロードの上、必要事項をご記入いただき、申請書を事務局宛てにメールまたはFAX、郵送にてお送りください。

1)財団会員用受験申請書は、こちら(Word)
受験資格チェックリスト こちら(Excel)
※単位を証明する書類(コピー)を必ず添付してください。
2)各学会用受験申請書は、こちら(Word)

【応募先】日本いたみ財団事務局
(メールの場合)office@nippon-itami.org
(FAXの場合)  0561-63-1599
(郵送の場合) 〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1-1愛知医科大学疼痛医学講座 内
いたみ専門医・専門医療者認定試験係

■ 応募期間:2024年1月25日~2月9日

 

(お問合せ先)日本いたみ財団 事務局
電話:0561-63-1585
FAX :0561-63-1599
E-mail:office@nippon-itami.org

≪学会が推奨する認定資格を受けていない財団会員のいたみ専門医・専門医療者受験資格について≫

過去5年間で以下の項目から30単位以上のポイントが必要と定める。なお必要とするポイントは日本いたみ財団または痛みに関連する学会(日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインリハビリテーション学会)等にて付与するものとする。

(1)痛みに関連する学会(日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインリハビリテーション学会)等の学術大会への参加
全学会共通:2単位
(2)厚労省慢性疼痛診療システム普及・人材モデル事業「慢性疼痛診療研修会」ないし当財団が主催する「医療者研修会」への参加
・慢性疼痛診療研修会 医療者研修会ベーシックコース受講:5単位、
・医療者研修会アドバンスコース受講:10単位(1回以上のアドバンスコース受講は必須です)
・慢性疼痛診療研修会 医療者研修会 講師:6単位
(3)痛みに関連する学会(日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインリハビリテーション学会)等が開催する教育研修会への参加
・教育研修会の一講演受講:2単位
(4)痛みに関連する学会(日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインリハビリテーション学会)等の特別講演・教育研修講演の講師
・講師担当1回:5単位
(5)痛みに関連する学会(日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインリハビリテーション学会)等学術大会における口演またはポスター発表
・筆頭演者:5単位/発表,共同演者:1単位/発表
(6)痛み患者症例の診療録・対応録
1症例:5単位
(7)痛み関連の論文(第1著者または責任著者)
1論文:10単位

<参考資料>
いたみ専門医・専門医療者認定のご案内(PDF)

例題1
痛みの評価で正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. まずは、痛みに限局して問診を行う。
  2. 痛みを訴える身体の部位は、必ず診察する。
  3. 前医で画像評価されていれば、再検査の必要はない。
  4. 痛みについて診療者が直接聴くことは、痛みの増悪につながるため避ける。
  5. 紹介状に不明な点があっても、紹介医療機関に直接連絡をとる必要はない。

解答:2

例題2
慢性疼痛患者に対する運動のペーシングとして、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 調子が良いと感じれば運動量を一気に増やす。
  2. 活動レベルは、その日の疼痛の程度に応じて定める。
  3. 進行予定から遅れた場合、遅れた分を取り戻すためにプログラムのペースを上げる。
  4. 患者が成功できる身体機能のベースラインレベルを見極める。
  5. 症状が増悪した場合でも計画したペーシングに基づき運動の負荷量を増加させる。

解答4